泣いて済むと思うなよ

ざくろの花のあと


　


うちの前は、普通のアスファルト道路なのに、
吹きだまりなのか、子どもがよく一瞬立ち止まり遊ぶ。

今日は友達に魔法をかけた本人が魔法にかかり翻弄されていた。
その声の抑揚と軽さ。
なんて頼もしい時間。

見きり

食べて済めばいいんですけどね
泣いて済めばいいんですけどね
駄々をこねて済めばいいんですけどね
求めて済めばいいんですけどね
立ち止まって済めばいいんですけどね
暴れて叫んで済めばいいんですけどね
叩いて済めばいいんですけどね

眠っても変わらない
お茶を飲んでも変わらない
ダンスを観ても変わらない
ライヴに行っても変わらない
マスカラつけても変わらない
文字打ちつけても変わらない
毛布洗っても変わらない

求めても変わらないもの
反応ないもの
こちらを見ないもの
大事にしてくれないもの
終わりのないもの
抱えきれないもの
伸びてゆかないもの

そぞろ神

旅に出るの巻



見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮　ー藤原定家


花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや　ー藤原家隆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜『本のお茶』角川書店より



：つれづれづれ：

見たことないし、記憶を頼りにした話なので、実際とは違うかも知れませんが。

ソフィ・カルという美術家が、愛する恋人との別れを
写真や文章の構成で美しく昇華している作品がありましたよね。

なんとなくその紹介雑誌の1ページが強烈に焼き付いています。


凡人の私にはまるで呪文のような繰り返しのことばしか生まれてきません。
それがとうとう日記帳一冊を埋め尽くしました。
怖いですね．笑。
（フォローとして。恨みつらみ、呪い文句、愛の詩など．．．ではありません。感じたことを綴っただけス。でも怖いか．笑）

思うに任せて感情の渦に入るよりも文章化した方が、若干の思考も働くので”ひとりカウンセリング効果”があると感じるのですが、
そうはいっても滅多にペンを持ちません。

それなのに一冊．．．。（やっぱり怖いよー．笑）

昇華する日は来るのかしら。

夢であの人が「終えた。」と言った

ひとつふたつの決心をする。

そして、
決心しよう、と思うその気持ちがまた戻ってきたことがうれしい。

自分で決めて自分が動いているということは、
実はかなり奇跡的なことだと思う。

昨日も今日も明後日もとりあえず「わたし」であること、
そしてそれを信じることができることはしあわせなことだ。

（人はあっという間に、簡単に、破たんしますから。）


ま、ボケボケわしは今日は”決心疲れ”という感じで（笑）、
夕方からはもうネボケ気味でしたが、
ひと足先をしめすかのように
夢の中では事態がいろいろ好転していてせめてもの贐（ハナムケ）。
嬉しかったな。

今日のゆめ

気丈で働き者の母が、
突然認知症になり、ボーズになり、子どものようになる夢をみた。

打ちひしがれる家族のなか、
わたしはひとりムクムクと隠れていた気丈さを発揮し、
母を、家族を、モリモリ切り盛りする。


”なんだ、わたし、こんなに強いんだ。”と自分で驚く。

そして、母がこんなにまでならないと、
それを表に出せななかった自分を情けなく思う。


いろいろ想わされる感触だった。

秋雨

何処へでも行ける時に
何処へでも行くわけじゃないんですね。


一昨日くらいから、
夏のあいだ静かに佇んでいたサボテンがぐわんぐわん伸び始めて
とうとう固い砂が盛り上がってきた。
新しい頭が見える。
既に大きくなっているサボくんからは小さなこどもが生まれてる。

もの言わずとも石と同じで、強く何かを発している。

びびります。



少し前まで半開店状態で、此処にあまり書かずに来ましたが、
つい最近毎日書いていますね。
これから、数日、
「開店」とはまた少し違ったニュアンスなのですが、
毎日なにか書きます。たとえひと言でも。
わたしが枯れそうなので。

無題

．．．．



Gregory Colbert "ashes and snow"

無題

MARK ROTHKO

UNO AKIRA

いつも

いつも覗いてくださってありがとうございます。


思うところあり
しばらく
お休みしようと思います。

外部からのはたらきかけによるものではなく、
自身の考えからです。


画像だけで更新するかも知れませんが、
ことばを書く扉は閉めます。

いただいたコメントへの返事も
しばらく控えさせていただきます。

元気ですのでご心配なく。

堅い言い方ですが
みなさまの心身のご健康を
いつもお祈りしています。

期が熟したら
なにもなかったように
また始めていると思います。



善い日々を
H.O.J.B.