日常の体験や思ったことつづりどころ
Posted by Hawaii Okinawa Jazz Band - 2008.02.12,Tue
琴線にふれる
『考える人』2008年冬号
追悼特集『さようなら、こんにちは河合隼雄さん』
鶴見俊輔「独創的なものは京都から」より抜粋:
倒れてから亡くなるまでの眠っている時間、河合さんはいったい何を夢見ていたのか。ヘッセの『ガラス玉演戯』のような世界、あれは音楽の世界でもあるでしょう、そういうものだったかもしれない。眠りのなかで、物と人との区別もない状態を行き来していたのではないか、と私は空想するんです。物をつくった人間に対する尊敬から、物にお辞儀をしたり、敬意を表したりすることがあるでしょう。物と人の区別も、創作と自然物との境界もなくなって。...
なぜ周囲は河合さんの文化庁長官を一期だけにしてあげなかったのか、
彼は執筆・研究に残りの人生を捧げたいと言っていた...etc.
いろいろな側面からの追悼文のなか、
臨床心理士だった河合さんのことだから、と
脳こうそくで意識を失ってから亡くなるまでの一年間をこの鶴見さんのように捉えようとしている方もいた。
ご本人にはもうお訊きできない。
しかしながら。河合さんはこの境地にたしかにおられた部分もあるのではないか。わたしなりに確信を得た気がした。
わたしの中での氏の旅立ちが、鶴見さんのこのことばをおかりして初めてしっくり物語となって結ばれたように感じた。
『考える人』2008年冬号
追悼特集『さようなら、こんにちは河合隼雄さん』
鶴見俊輔「独創的なものは京都から」より抜粋:
倒れてから亡くなるまでの眠っている時間、河合さんはいったい何を夢見ていたのか。ヘッセの『ガラス玉演戯』のような世界、あれは音楽の世界でもあるでしょう、そういうものだったかもしれない。眠りのなかで、物と人との区別もない状態を行き来していたのではないか、と私は空想するんです。物をつくった人間に対する尊敬から、物にお辞儀をしたり、敬意を表したりすることがあるでしょう。物と人の区別も、創作と自然物との境界もなくなって。...
なぜ周囲は河合さんの文化庁長官を一期だけにしてあげなかったのか、
彼は執筆・研究に残りの人生を捧げたいと言っていた...etc.
いろいろな側面からの追悼文のなか、
臨床心理士だった河合さんのことだから、と
脳こうそくで意識を失ってから亡くなるまでの一年間をこの鶴見さんのように捉えようとしている方もいた。
ご本人にはもうお訊きできない。
しかしながら。河合さんはこの境地にたしかにおられた部分もあるのではないか。わたしなりに確信を得た気がした。
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